+ご挨拶+
転任してきて数ヶ月
嵐がやってきた
「よー、ロイ」
「……お前か」
「なんだ、その反応は。親友のご登場だぞ」
「…自称だろうが。それに毎回毎回言っているはずだ、来るときは連絡をよこせ、とな」
えーっと…どうしたらいいんでしょうか、俺は。
こんなときに限って中尉は射撃訓練中だし…
でも大佐のこと名前で呼ぶ人って珍しいよな
俺がそんな風に考えていたら、目の前の人の視線がこちらを向いた
「…あれ?そっちの初顔だな」
「人の話をきかんか、ヒューズ!」
「はいはいはいはい。で、お前は?」
「ジャン・ハボックと申します、中佐殿」
「よろしくな、俺はマース・ヒューズだ」
タバコを消してから踵を合わせ、敬礼とともに答えると
人のいい笑みがこぼれていた
すごく感じのいい人だ、と思う
「コーヒー、淹れてきますね」
「いらんいらん、こんなやつに出すな」
「ひどいなー、ロイくん」
「やめろ、気持ち悪い」
見てて面白いなー、この人たちの会話。
ま、でも上官だし、コーヒーくらいはださねぇとな
大佐の発言はこの際無視して、俺は執務室を出てコーヒーを淹れに行くことにした
「あれ、どうしたんだ?」
執務室から出てきた俺に、ちょうど通りかかったブレダがいぶかしげに問いかけてくる
本来、中尉がいないときにおれがここから出てきたら
みんながため息を出すことを大佐がしている、ということだからだろう
「あぁ…中佐が来てるから、コーヒー出そうかなって」
「あ、なるほどな。あの人よく来るから」
「へぇ、そーなのか」
歩きながら、ブレダの言葉に相槌を返し、給湯室の前で別れた。
大佐の分もついでに淹れて行くか。
二人分のコーヒーを持って、執務室に戻ったら、まだ、あの言い合いは続いていた
「いい加減にしろ!」
「ロイ君冷たい」
「燃やすぞ!」
「…あのー、コーヒーお持ちしましたけど」
「お、わりぃね、ハボック少尉」
ちゃっかり自分の分をとり、大佐にも差し出している
所在無しになりそうだったが、突っ立っているのもなんなので
俺は定位置に戻った
「ハボック少尉コーヒー淹れるのうまいな」
「…そうっすか?」
「こいつはこう見えて器用だからな。料理もそれなりだ」
どういう意味だ。俺は器用にみえねぇってか。
ま、否定はしないけどな…。
「へぇ。ロイが言うならマジだな。今度食わせろな」
「…タイミングがあれば」
「なけりゃ食いにいくから」
きっぱりと言い切られて、内心俺は脱力しそうになった。
呆れ顔の大佐を見れば本気なのが理解できてしまい、余計に脱力感は増していた。
…どーしろっていうんだ、俺に。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
管理人言い訳コーナー
はい、もう、逃げたいです。
ハボックさん、どうしていいかわかんない度120%
まぁでも、あのヒューズさんですから!
ヒュハボにまだまだなってませんが、次のお話ではなります!
めざせ、ラブラブヒュハボで参ります!