出会いと始まり。








また転任か。
俺の脳内は、そんな風にしか考えていなかった
上司受けは思いっきり悪いから
転任なんて何度したかわかんねぇ
どこ行っても一緒だよな、ここは何ヶ月だろう
そんな考えでたどり着いたのは、ここ、東方司令部



このときはまさか、ここまで長い間ここにいることになるなんて思ってもいなかった




「本日付けで、東方司令部に転任してまいりました、ジャン・ハボックです」
「あ、はい、伺っております。もう一人の補佐官がこちらにいらっしゃるそうなので
少々お待ちください」



…補佐官?
もう一人の?
…どういう意味だ、それ


受付の女性が言った言葉に、俺の思考は一瞬ストップした
聞いてねぇぞ、そんなの。
あの上司…転任のことだけであと何にも言わなかったしな…

タバコをふかしたまま、言われたとおりとりあえず待っていると
女性士官が目の前に現れた
自然と階級章に視線を移すと、上官だったのでタバコを消した

「…ジャン・ハボック少尉?」
「はい、中尉殿」
「リザ・ホークアイといいます。あなたと一緒で、補佐官です、よろしく」
「よろしくお願いします…で…そのことなんすけど」

この人が、一緒にやっていく人、か。
まぁ、悪くねえよな。
…てか、やっぱり補佐官なのか、俺

「何かしら?」
「俺、補佐官なんですか?」
「……書類にはきちんと明記してあったはずだけど」
「あー…上司に口頭で転任の指示もらっただけだったんで…」
「…そう。あなたは、ここの司令官の指揮下に入ります
補佐官は私とあなただけだけれど、直属の部下はあと3人いるわ、あとで紹介します」

なんか、書類読んでるみたいな人…
でも、この人は実力派って感じだな

「とりあえず、司令官に会ってもらうわね。…おそらくいると思うのだけど」

…?一言なんか理解不能な言葉が聞こえた気がしたけど。
ま、いいか。
中尉に導かれて、俺は、執務室に入った
ドアを開けて入ったと同時に、隣から冷気が流れてきている気がした


「……あれ」
「…………」
「あ、あの…中尉」
「また…」

なんか、雰囲気がとても怖いんですが、中尉。
何をいっていいかわからなかった俺はただ突っ立っていた

「…ハボック少尉」
「はい?」
「勘は良いほうかしら?」
「…まぁ、一応」

なんだ、いきなりな質問だな
ため息交じりの中尉に、タバコを自然とくわえながら答えていた

「ここに本来いるべき、司令官を探してきてほしいのだけど」
「…は?」
「あなたの内勤のときの仕事の3分の1はこの人を探すことよ、おそらくね」
「…へ」
「サボり癖が激しいの、デスクワークが嫌いだから、うちの司令官」
「はぁ…ちなみに、サボり先の当ては」
「…だから、勘はいいほうかしら?と聞いたのよ」

つまりランダムってことかよ…
まぁ、俺もデスクワークは嫌いだけど…司令官がサボるって、いいのかそれ。

「了解しました、中尉殿」
「着任の挨拶はその後ね…。言っておいたのにすぐいなくなるんだから」


本来なら俺には聞こえないはずだったのだろう発言


…苦労してんだな、中尉



執務室をでて、探しに歩き始めた
この職場は、とりあえず楽しそうだな。
どんな上司なんだろう、ここにいるべき、司令官って。



それに、あの人、綺麗だし。
目の保養には、こまらなそうだな。



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管理人の言い訳コーナー

えー…やってしまいました。
どんだけ上司に嫌われてんですか、うちのハボック。
普通書類って渡しますよね!そうですよね!
でも、大佐の存在を知らないままでリザさんにあってほしかったのです!

まだ、→すらないですが、ここから徐々にハボアイになっていきますんで
…暖かく見守ってやってくださいませ。
リザさんって綺麗ですよね!ね!(必死)