炎に包まれた全員が、現在の状況にぽかーんとなっていた。
新人の一人、松本。
彼女は、治っていく場所を押さえながら戦い続けている、彼女を見ていた。
周りの全員も、ただただ、彼女の動きに見とれていた。
「大丈夫か?松本」
「はい、が直してくれてるから…」
言葉に、他の襲われた面々も、自分の治って行く傷に気づいて、驚き周りを包む緋の膜を眺めていた。
「……あの、四席はいったい何なんだ?」
「この力も、彼女が…?」
目の前ではただ目の前に現れたたくさんの虚が、3人の席官たちに次々と送られていく姿だけが
薄い緋の膜を通して、全員に見えていた。
「消えよ、蓮華膜!」
降り立った彼女の言葉と同時に、緋の膜が消えた。
中に居た人間たちの姿が、外から見えるようになる。
「日番谷くん、一角さん、一応全員の傷確かめて!治ってるとは思うけど!」
そんな言葉だけを発して、彼女はまた、残りの虚に向かっていった
残された二人が、剣をしまい、霊圧を抑えてから自分たちに向き直った。
…なぜ、二人はそれを普通に受け入れているのだ?
「怪我はどうだ?」
「あいつの術でもう治ってるとは思うが、具合が悪い奴とかはいねぇな?」
「はい…………いったい、彼女は…」
残されていた人間が二人に問いかけようとした瞬間だった
彼女の声が再び、全員の耳に届いた。
「炎の壁 火の壁 紅(くれない)の壁 我望むものに浄化を! 空の17 緋紅蓮華(ひべにれんげ)!」
日番谷隊長と斑目三席が、その言葉に振り返り呟いた。
「終わりだな」
「…ですね」
その直後だった。炎の壁が、残っていた虚たちを囲み、ゆっくりと縮小していったのは。
全員の目の前にすた、っと降り立った彼女がまっすぐと自分たちを見たのを同時に炎は姿を消した。
残っていた虚とともに。
そして、彼女はそのままゆっくりと、前に倒れこんだ。
「(草鹿四席)!!!」」
誰よりも早く駆けつけ、抱きとめたのは斑目だった。
抱き上げて、小さく、バカやろう、と唇が動いたことに気付いたものは少なくなかった。
「……日番谷隊長すいません、開錠お願いします」
「…あぁ」
日番谷の顔もまた、怒りに満ちていた。
そして、友人であるの顔も。
「開錠!」
その言葉と同時に、地獄蝶が舞った。
全員が無事に、ソウルソサエティへと戻る。
「怪我をしていたものは一応四番隊に一緒に来い。他のものは各自、書類等の手続きにかかれ」
「はい!」
日番谷のその言葉に、それぞれの動きを始める。
斑目とともに四番隊の中に入って行く、日番谷。
すぐに報告が出され卯ノ花が現れる。
斑目の腕の中に抱かれている、を見たとたん卯ノ花の表情がゆがんだ。
「…………さん……。」
「…卯の花、こいつを頼む」
「……承知いたしました。他の方々は?」
「こいつが治しているが、一応見てもらっている」
「………そうですか」
苦笑交じりに、を斑目から抱き上げ奥に運んでいき、ベットへとおろす。
布団をそっとをかけた後、舞っていた地獄蝶に触れる卯ノ花
「伝令をお願いしますね。総隊長、狛村隊長、浮竹隊長、京楽隊長にです
“さんが『封印限界』を越す戦いをしました。現在は眠に入っています”
です、よろしくお願いします。」
その言葉に応え、4匹の地獄蝶が舞い、執務室を出て行った。
ある程度の事実を知る日番谷と斑目は苦笑交じりにそれを眺め、四番隊を後にした。
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あまりにも最強な主人公になるのはなんでだろう…(遠い目)
第二章、第1話後編でした!
複線はもう少し延びます…。待ってねー。
