お礼小説『連載小説過去話』
「閑話休題1 =I See. =」
総隊長に呼び出された儂は、をつれて一番隊隊主室に向かった。
その場に他の人間が居ることに気付かず、鉄笠も被らずに。
「…狛村くん?」
その場に居たのは、一番隊の三席である、京楽と浮竹、そして先日刑軍軍団長となったばかりの夜一
十三番隊の五席の浦原であった。
「なんじゃおぬし、人狼じゃったのか」
「よ、夜一さん、そんなさらりと!」
「しかし、その子供はどうしたのじゃ?」
「…子供…?あたしはだよ?」
わしの瞬歩が大好き、というは、わしが動き出した時にはもう目を覚ましておったらしい。
目的地にたどり着いたので、おろそうとしたが嫌だー、と拒否されてしまったので抱いたまま中に入っていた。
「おぬしは狛村のなんじゃ?」
「拾ってもらったの。」
「…そのことでおぬしを呼んだのじゃ、おぬしも気付いてはおるとおもうが…そのこの霊力は果てしないの」
「……はい。」
「そこで、この面々に教育を頼もうと思ったのじゃ。もちろん、おぬしも含め、な」
『は?!』
全員の声がそろった。
いまだかつて無く大きな声であったろうと思う。
誰もまだそんなことになるとは思って居なかったのだ
「じゃったな。狛村の傍にいたいか?」
「うん。居たい。あたし、左陣さんの傍に居る」
「うむ。狛村、おぬしの娘とせよ」
「………それを認めていただくために参っておりました」
「そうじゃったか。では、これからおぬしは、狛村と名乗れ、よいな?」
「はい!」
ぴょん、とわしの腕から降りたかと思うと、ペコり、と頭を下げた。
「えっと、狛村です。よろしくお願いします!」
さっき教えたのをきちんと覚えておったのだな。いいこだ。
「…じゃあ、僕らが霊力操作とか全部教えるの?」
「そのようだな…」
「よ、鬼事せぬか?」
「おにごと?」
「ちょ、夜一さん?!」
わし、っと髪をなでてそんなことを言っている夜一殿に大慌ての喜助。
予想外の行動を相変わらずする奴なのだな。
「おっかけっこのことじゃ。」
「やるーっ!」
「よし。」
その言葉に夜一が猫の姿に変わった。
…、猫?!
はやはり、猫を見たのは始めてだったらしく、不思議そうに見ている。
「……なに?」
「この姿か?猫という動物じゃ。さぁ、追いかけっこを始めるぞ。捕まえてみよ」
「うんっ!」
全員が口を挟む暇も無く、結局追いかけっこは始まってしまった。
は着物のままなのだが…。
「えーっと…じゃあ、僕は斬術を教えようかな」
「じゃあ俺は、一般教養と、鬼道か」
「儂もか?」
「…君は普通に接していればいいだろう?父親として」
「…そうだな。しかしおぬしら…儂の容姿を見て驚かんかったな」
わしが、ぼそ、っとその言葉を呟いたのをしっかりききとったらしい残された三人がさらりと言葉を返してくる
「あそこに猫に化けるやつがいるんだから、狼のやつだっていてもおかしくないだろう?」
「…そういう問題なのか」
「そういう問題なんだよ」
さらりと言われてしまい、返す言葉がなくなってしまった儂は
きゃほきゃほいいながら走り回っているをただ眺めていた。
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拍手どうもありがとうございました!
えっと、全員と知り合ったきっかけです!
まだまだこれからいろんな人とのかかわりが出てきますよー。
これからもごひいきに!
文月浩加