ほしいもの






―あ、そういえば、チャドもうすぐ誕生日だよね。何かほしいものある?
―………ある
―…何か今はしょったね?
―相変わらずだな、チャドー
―……といたい





あと3時間で泰虎の誕生日です。


あの会話のあと、それをに告げたら

『あいっかわらずあんたの彼氏って無口な割りに言うときは言うわよねー』

といわれてしまいました。


ひ、否定できない。





合鍵はもらっているから、あたしは勝手知ったる泰虎の部屋へと入った
相変わらずシンプルできれいな部屋は、泰虎の気配でいっぱい。


泰虎のそばは、変なものも寄ってこない。

あったかくって、ほっとする。



「…帰ってくるかなぁ…」


泰虎のお友達は、あたしのことを知ってるからきっとあたしが待ってるのも気づいてると思う。
お祝い、先にされちゃうのがちょっと悔しいけど、しょうがないよね。
その代わり明日一日は、あたしがもらうわけなんだし。


準備は完了。
ケーキはあたしの部屋の冷蔵庫。
明日食べる予定。

明日の晩御飯の材料もばっちり。
そろえるのちょっと苦労したけど、まぁなんとかなった。
一度試作もした。きちんとした味にはなってると思う。



あとは……この夜のことだよねぇ…。





あたしたち二人は、まぁ、いっちゃいますと…
シたことが、あるわけで……。



泰虎ってね、ずるいんだよ!
逆らうとかそういう抵抗に関するものをすべて奪うぐらいの勢いなんだよ。



…でも、まぁ、あっても休みの日の前の日の夜とか…
次の日が十分にまどろめる日じゃないとしないのね。



…初回3回のとき以降から。



あたし、動けなくなるんだもの。



理性とかいうものなんか、途中からまったくないし
おきたときには体中とろとろ……の割りにきっちり体は清められていて。(…キスマークはともかく)

学校休みたくてしょうがなかったけど、平日だったし行った。
泰虎はあたしのあまりに鈍い動きに「…、休め」っていってくれたけど。

実際奨学金で学校通ってると、サボって癖になるのだけは勘弁したいわけで。




うう、回想がそれた。


だからだから!…確実に帰ってきたら、する、んだよねぇ…と。


わぁあああああ!!!!

そんな風に考えちゃってたあたしは、…つい、つい、かわいいなーと思った下着を…買ってしまったわけで。

しかも今、それをしっかり身に着けてしまってます。




…いやだよなんかこの、もう準備万端ですみたいな自分がいやだよ!
はーーーーずーーーかーーーしーーーいーーーー!





そんな風にジタジタしていたせいか、ドアが開く瞬間まで、泰虎が帰ってきていたことに気づいていなかった。


「……、ただいま」
「お、おかえりなさい!」

すぐに抱き寄せられてしまったことで、少し照れくさかったけど
これも結局いつものこと。


二人きりになったら、ほんとにスキンシップが過度になるのだ。
それでも、嬉しかったりするのはほんとに『惚れたせい』ってやつなんだろうなー。


「あ…もうすぐ、誕生日だね」
「……ム」

抱っこされたままいつものソファーに腰掛けたあたしたち。
こういうときの泰虎は、絶対にあたしを離さない。

「…あ、日付変わる…」


唯一おいてある、時計に目を向けると、ちょうど日付が変わった。

あたしは、少し体を起こして、そっと口付けた




「El cumpleanos feliz」



泰虎の驚いた顔が久しぶりに見れた。


必死にスペイン語講座の誕生日の回だけ聴き続けたかいがあったかな?


返ってきたのは、全身で伝えられる、ありがとうだったから。



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当日の話って最後の数行。
…だってエロなんだもん。
書いてもいいんだよ?!書いてもいいんだけど…ね


これ、出会い編とか、作中の学校編とか、書きたい。


ちなみに、中の横文字はもちスペイン語。
翻訳機能っていいよね!
ハッピーバースデーって意味ですよ!

こういう風にやってみたかったのですv



脱稿・4月8日。